大友克洋氏、新スタジオ「OVAL GEAR」設立 『AKIRA』新作など制作へ
漫画家・アニメーション監督の大友克洋氏が、自身のアニメーション制作拠点となる新スタジオ「OVAL GEAR animation studio(オーバル・ギア)」を設立したことが明らかになった。
大友氏は1988年公開の劇場アニメ『AKIRA』で国内外から高い評価を獲得。その後も『MEMORIES』『スチームボーイ』などを手がけ、緻密な作画と独特の世界観で知られる。これまで大手制作会社との協業で作品を発表してきたが、今回専用の制作拠点を持つことで、より長期的な視点での作品づくりが可能になるとみられる。
関係者によると、新スタジオでは既に複数の新規タイトルの制作が進行している。特に注目されているのが、2019年に発表されながら続報が途絶えていた二つのプロジェクトだ。
一つは『AKIRA』の新アニメ化計画。原作コミック全6巻の内容を完全映像化するという壮大な構想で、1988年版では描かれなかった部分も含めた作品になると期待されている。
もう一つは新作映画『ORBITAL ERA(オービタルエラ)』。建設途中のスペースコロニーを舞台にした近未来SFで、大友氏が新たに描き下ろすオリジナル作品とされる。
業界関係者は「これらのプロジェクトが実制作段階に入ったことを示す動きではないか」と分析している。
大友作品は1980年代から90年代にかけて世界的なジャパニメーションブームの火付け役となった。現在、3DCG技術が主流となりつつあるアニメ業界において、大友氏がどのような手法で新作を手がけるのか、国内外から注目が集まっている。
新スタジオは今後、公式サイトやSNSを通じてスタッフ募集も行う予定。若手クリエイターにとって、大友監督のもとで技術を学ぶ貴重な機会となりそうだ。
作品の詳細な内容や公開時期については現時点では明らかにされていないが、ファンの間では早くも期待の声が高まっている

